受験が不安で勉強に集中できない……
勉強しなきゃとわかっているのに、
それがさらに不安をあおり、
集中できない時間だけが淡々と過ぎていく。
気晴らしだと思って読み始めた漫画が止まらない。
そんなことは誰にでもあることです。
実際私もそうでした。
しかし、受験勉強というものは
私たちの視野を非常に狭くします。
そんな時、「みんなも集中できていないんだから大丈夫」
と割り切ることは難しいことです。
割り切ってみたところで、本当にそうだろうか?
という疑問がやはり
心のどこかにいつまでも残ります。
こういう時に重要なのは、
その不安に打ち勝つための努力をしている
という「自覚」です。
みんなも自分と同じである、と考えて無意味な恐怖を避けることは、
一時的には得策であったとしても、
そのような思考は、一日、一週間、一か月と長引いてしまいます。
つまりそれは、自分でも気が付かないうちに
最大の甘えとなってしまいます。
さて、そろそろみなさんも
その不安から逃れるときです。
最低限の量を決めよう
自分で、どんなに不安でも、やるきがなくても、
やるときめた最低限のタスクを設定してください。
自分で決めることが重要です。
その代わりなんだっていいです。
あんまりにも無意味だと明らかなものはだめですよ。
英語が重要科目だった私の例を挙げれば、
長文を20個読む、過去問を1年分だけやる、
あるいは苦手な大問だけを抽出してやる、
そういったものがあげられます。
一時間はやる、などと時間で設定するよりも、
目で見てわかる量をこなすことをその日の目下の目標としたほうが、
達成した時に嬉しいです。
この方法は受験期間近になるとより有効です。
私は不安で不安で仕方なくて、
その不安から逃れるために必死になり、
2月に入ってから1年近く我慢していた漫画を読み漁りました。
そんな状況から私を救ったのは
紛れもなく私自身です。
私は自分に1日最低3時間はリスニングの勉強をする、
というタスクを設定し、
その達成感をもって不安から脱却しました。
次の項目ではタスクを決める際に
重要なことを述べていきます。
自分から目を背けないこと
私が受験期最も不安だったのは、
自分が苦手な教科でした。
私はできないのが怖かった。
できないということを
まざまざと見せつけられるのが嫌だった。
するとどうなるか?
自然とその科目を離れるようになります。
そうするとますます全貌が見えなくなって
恐怖ばかりが膨らみ、そうなるほど、
膨れ上がった不安に対峙することが難しくなってくるんですよね。
じゃ、怖いからって逃げ続けますか?
そうじゃないですよね。
自分が苦手なこと、やる必要があるのに
やっていないことを
計算用紙にでも書き出してください。
おおざっぱでもいいです。
ぼんやりした不安にこうして形を与えることで、
あなたの不安は解消される糸口が
見つかり始めますからね。
紙に書きだしたら、
早速その勉強をしてみましょう。
まとめ:自問すること
常に自分に問いかけることを忘れないでください。
私は今どういう勉強をしているか?
それはどんな結果につながりそうか?
自分が抱く不安とはどんなものか?
あなたは今その不安克服のために何かしているか?
日記を書くのも、
自分の不安に言葉という形を与えるという意味で
有効な手段です。
あなたが今、あるいは1分後にでも
不安克服の努力をしているなら、
不安はもうあなたを苦しめることはないはずです。
なぜなら、あなたは自分が努力をしていると知っているからです。
※この記事は、キャプテンが依頼した方に書いてもらっています。