受験生のほとんどが受ける「模試」。
その中でも、河合塾の主催する「全統記述模試」は
年間のべ298万人(2019年度)が参加する、
最も分母が多く信頼度の高い模試の一つ。
僕も受けたことある!
学校で、予備校で、受験義務があったり、
受験を進められたりするため知っている・受験したことのある人は
多いのではないでしょうか。
そんな模試が返ってきた時最初に見がちなのは「志望校判定」。
A判定が出れば安心ですが…D,E判定が出ると
「志望校変えようかな…」
「AOや推薦で安全なところに行こうかな…」
とネガティブに捉えがちですよね。
僕はEしか見たことがない…
でも、ちょっと待って!
模試の結果には志望校判定以上に、
志望校合格に近づくための「ヒント=お宝」があるんです!
それに気づかず、判定だけを見て「無理!」と思うのはもったいないです。
今回は模試を最大限に利用して、
D,E判定から合格を手に入れる簡単5stepをご紹介します♪
必見ですよ!
Step1:模試直後には自己採点
全統記述模試を最大限活用するためにまずすべきことは、
直後の自己採点!
ちゃんと自己採点してる?
してないときもある…
模試中、解けそうで解けない問題が出てきたり、度忘れしたりすると、
悔しい気持ちでいっぱいになりますよね。
「もっとしっかり暗記しておけばよかった」
「最初から時間を気にしていればよかった」
でも、模試が終わると、ちょっとした開放感があって、
「なんかできなかったけど、ま、いいか!」となりがち。
悪いことはすぐ忘れよっと♪
それって、とってももったいないです!
「ま、いいか」は、次の模試でも繰り返され…
入試本番で笑えるように、模試直後のひと手間を惜しまないこと!
はい!
Step2:自己採点をもとに反省&補強
Step1で自己採点が終わったら、
全ての「できなかった問題」の解説を読み、
引っかかったポイントをマーク&できなかった理由
(時間が足りなかった、ケアレスミスなど…)を書き込みます!
これは超大事だよ。
同時に、各教科で「できなかった分野」と「解けなかった理由」を多い順に並べて、
自分が苦手な分野、試験本番に気を付けるべきことを見える化します。
知識に問題があるようであれば、教科書。
答えの導出過程に問題があるようであれば、問題集の類題…など、
手持ちの教材を利用して、弱点を埋めていきます。
ここまでを試験後1週間以内に行いましょう!
ここまでできれば、
あなたはもうライバルと大きな差をつけ始めていますよ…
この作業をやるかやらないかで差がつくよ!
絶対やるようにする!
Step3:模試の結果が返却されたら…
模試の結果が返ってきてまず見てしまうのは
「志望校判定」…ですが、ちょっと待ってください!
まずはその紙を裏返してみてください!
裏面…?
初めて見る方もいるかもしれませんが。
全統記述模試の成績表の裏面には、
設問別成績が書かれています。
そうだったんだ。
ここには各教科の設問ごとの
得点、平均点、得点率の差、設問別バランス、一段階上の判定者との成績比較…
など細かな分析情報。
ここにこそ、
志望校判定以上に志望校合格に近づくヒントが隠れているんです!
かならず見よう!
同じ大学を目指す人が自分よりどんな分野ができていて
自分はどんな分野を伸ばしていくべきか?
と、単元レベルで、しかも同じ志望校の人と成績を比較可能です。
すごい!
私もこの「裏面」を活用しまくった一人なのですが…
例えば、英語では
英作文は毎回よくできていて、1段階上の判定者よりも高得点!
でも、文法問題にはマイナス得点。
二次試験では問われないものの、センター試験に向けてもう一度やり直そう、
と考えるきっかけになりました。
これを見れば、出来なかった問題・単元のうち
何を優先してすべきかがすぐ分かるので、
これから全統記述模試を受ける人は
成績表が返却されたら、絶対に裏を見ましょう!
わかりました!
Step4:自己採点と照らし合わせて…
次は、添削された解答用紙と自己採点(解説)を用意して、
照らし合わせます。
この時チェックすべきポイントは
・自己採点では〇なのに×だった問題
→思い違い・ケアレスミスの可能性大! 要チェック。
・数学・英語の△がついた問題
→記述の不足etcがあるので、失点の原因を明らかにする!
の2つ。
主に2つ目は、
受験本番、採点者から〇をもらえる解答を書くためのヒントになります。
受験では「自分が分かればいい」ではなく
「相手にわかってもらうように表現する」ことが重要!
またこのStepでは、模試直後のメモ・復習を思いだしながら、
できた問題についての解説もじっくり読み込めるといいですね。
Step5:次へとつなげよ!
ここまでで、多くの受験者よりも全統記述模試を活用してきたあなた。
あと1Step追加すれば、対策は完璧です!
よっしゃー、頑張るぞ!
その最後の1Stepは…
次回の模試の目標設定です。
次の模試までに未収範囲がある場合は、どれだけ進めるのか
既に次の範囲内まで学習済みであれば、どの弱点をつぶすのか
次は何点をとりたいのか…など、
具体的な目標を決めます。
ここまで終わったら、次の模試に向けて走り出すのみ!
まとめ
1 直後の自己採点!
2 一度目の反省・補強!
3 返却されたら裏面の分析を見よ!
4 自己採点と返ってきた答案を比較!
5 次の模試に向け、目標設定!
全統記述模試で判定が悪くても、がっかりしないでください!
模試で活用すべきなのは判定ではありません。
5Stepを実践すれば、同じ志望校のライバルと大きく差をつけられます。
せっかく受験するなら、模試を使い尽くしましょう!
さらに…
ただし勉強法を学べば、さらに点数が良くなります。
全浪人生必見の内容となっていますので、こちらの記事をご覧ください!